須坂市は、4日開いた市議会全員協議会で、平成17~19年度実施計画について説明した。墨坂中学校体育館プール建設事業は、既報のとおり、体育館建設費を本年度補正予算で計上し、17年度の竣工を目指すとともに、これにより取り壊される既設プールの代替施設について、17年度に設計、18年度に建設する方針を示した。プールの概算工事費は周辺整備を含め1億1640万円。
特環を含む公共下水道の管渠は、17年度11・3km(事業費11億9550万円)、18年度10・2km(10億8760万円)、19年度9・2km(10億1510万円)を延伸。上水道では、3年間に8億9470万円を投じ、配水管敷設や原浄水施設整備を行う。
市道改良では、整備路線に<1>幸高福島線<2>高梨中島線外<3>園芸高校井上線<4>峰の原スキー場線-などを抽出。都市計画道路は、引き続き屋部、臥竜、八町線の改良事業を推進する。17年度事業費は、2億7190万円と1億6800万円。
また、築後40年が経つ市役所本庁舎の耐震診断を、18年度に計画(630万円)。この結果を踏まえて対策を講じることになるが、三木正夫市長は昨年10月の会見で「経費を掛けずに実施したい。財政的に本庁舎が難しければ、東庁舎の補強を万全にするのも一つの案」との考えを示している。また、小学校で診断未実施の建物についても、17年度に第1次診断を行う(240万円)。
さらに、豊洲、日野、日滝の3小学校で、緊急時に避難所となる体育館の耐震補強を計画。17年度に設計をまとめ(210万円)、18年度に豊洲(1910万円)、19年度に日野(1240万円)で工事を行う。
このほか、昨年の台風で被災した相之島機場修繕(6080万円)や、明徳団地56戸の下水道接続(3760万円)を、17年度に予定している。