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近代美術館を改修/空調がメーン・新年度に設計/県教委

2005/02/08 群馬建設新聞

 県教育委員会文化課は、県立近代美術館本館の改修工事を計画、2日に内示となった当初予算案には設計委託費として8000万円が計上された。17年度に設計を作成し、翌18年度からの着工を目指す。

 同美術館は、初めての県立美術館として高崎市綿貫町地内の「群馬の森」内に設置。施設規模は、RC造2階一部3階建て、延べ床面積1万2530㎡。

 設計は、世界的に有名な建築家の磯崎新氏が手がけた。

 開館してから30年が経過し老朽化が進んでおり、建て替えも視野に入れられているが財政的に厳しく、当面は現有施設を改修して対応する。特に、空調設備はセントラルヒーティング方式で、1か所で管理しているが熱源からの管が鉄管のため、サビの発生で流量が低下し、機能が落ちている。

 このため、夏場などは油彩画等の貴重な美術品が変形してしまう恐れもあるため、展示場を制限し主に2階部分を使用している。

 今回の改修では、空調設備の更新をメーンに行うとともに、照明交換、天井高変更等を計画している。設計は、施設が大規模なこと等から建築住宅課へ依頼する方向で考えている。



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