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中央道相模湖付近下り線2㎞で付加車線設置/渋滞対策案が決定

2016/10/20 山梨建設新聞

 本県や国土交通省などによる首都圏渋滞ボトルネック対策協議会のワーキンググループが18日に開催され、中央自動車道の相模湖IC付近下り線の渋滞対策方針を決定した。相模湖バス停以降から相模湖出口まで約2㎞区間について、左側に1車線を付加し、3車線とする。

 中央自動車道下り線の相模湖付近は、上り勾配などによって渋滞が発生している。一時的な交通容量の低下を回復させるため、左側に付加車線を設置し、現在の2車線を3車線とすることを対策方針として決定した。相模湖東出口を過ぎた相模湖バス停以降から相模湖出口まで約2㎞区間が対象。

 今後は、関係機関との協議を進め、準備が整い次第、工事に着手することになる。用地取得や施工に時間を要することが想定されるが、付加事業による渋滞緩和が実現すれば本県の経済や観光には朗報となる。

 対策方針の決定について、本県の後藤斎知事は「大変喜ばしく思う。今後は、上り線で実施中の渋滞対策事業の早期完成に加え、下り線についても、決定された対策方針に基づき、一刻も早く事業着手が図られるよう、国ならびに高速道路会社へ要望する」とコメントを発表した。

 中央自動車道の渋滞対策では、小仏トンネル付近上り線に新トンネルを建設することが決定し昨年8月に事業認可となった。調布付近上り線は付加車線が設置され、昨年12月25日から運用を開始している。



【渋滞対策位置図】

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