新規事業は、県立養護学校教室不足対策事業(県立高等養護学校新設事業)に1億4718万6000円を計上。19年4月の開校に向けて、さいたま市桜区の旧衛生短期大学跡地へ仮称・南高等養護学校を、羽生市の旧羽生高等技術専門学校へは仮称・北高等養護学校をそれぞれ設置する。事業スケジュールは、17年度で基本計画策定および改修工事設計など、翌18年度に改修工事、備品整備などを行う。
新生博物館整備推進費には2億6020万9000円を確保。県立博物館で常設展示室改装工事や収蔵庫改修工事、さきたま資料館の民族展示室改装工事など推進する。
また史跡埼玉古墳郡保存整備基本計画策定事業に264万60000円を盛り込み、古墳群の保存状況の分析やこれまでの発掘調査成果の整理や古墳群全体の課題の整理と解決策の検討などを行う。策定期間は17-18年度の2か年。
県立高校再編整備計画推進事業は、12億7209万7000円を投入し、再編整備を行う高校について、教育活動に必要となる施設・設備の整備を行う。統合を伴う再編整備は、秩農工科学高で2か年継続事業の1年目となる電気・機械科実験実習棟の改築、戸田翔陽高は普通教室棟の改修、進修館高は管理棟改修・図書室棟整備への設計など。単独再編整備は、越ケ谷高校、坂戸西高校、朝霞高校で生徒用ロッカー整備などを、伊奈学園中学校で校長室を整備する。