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茨城県阿見町

阿見町が12月補正案に阿見小改修費2億2800万円

2016/12/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 阿見町が12月補正予算案を明らかにした。主に国の経済対策を受けての前倒し計上で、阿見小学校の大規模改修に2億2820万円、本郷地区新設小学校の外構工事に1億7902万1000円、天井等落下防止対策工事で中学校3校に8742万8000円、小学校3校に5508万円、4路線の舗装と橋梁1橋の補修に1億4285万4000円を盛り込んだ。8日開会の町議会定例会に上程する。(3面に予算案詳細)

 一般会計全体では、10億3298万4000円を追加し、総額を181億564万円とする。

 教育費では、阿見小(中央2-1-5)の校舎大規模改修に2億2820万円。概要はトイレの洋式化やエアコン設置、給排水管改修などで、NASファシリティーデザイン室(石岡市)が設計中。工事は来年度に発注し、夏休み期間をメーンに施工する計画。

 また、体育館の非構造部材耐震化工事では、阿見小、阿見第一小、阿見第二小に5508万円、阿見中、朝日中、竹来中に8742万8000円を設定。同じく来年度に発注する。

 そのほか、本郷地区新小学校のグラウンド整備工事費として1億7902万1000円を予算化。来年度早々に公告となる見通し。なお、校舎の建設工事は松井建設㈱(東京都中央区)が担当。

 土木費では、道路橋梁維持補修に1億4285万4000円。内容は町道0110号、0209号、0105号、0202号の舗装打ち替えと、柿の木橋(立ノ越)の修繕。いずれも早ければ来年1月にも発注となる。

 道路新設改良事業の排水路整備工事には4380万円。対象は町道3183号(中央東、L242m)、1180・1181号(下本郷、L121m)、1250号(実穀、L97m)で、年明けに発注し、来年度に繰り越して施工する。

 特定地区道路整備事業では、本郷小学校の東側に新設する地区施設道路27号線(荒川本郷、L383m、W10m)の交差点設計に200万9000円。来年1月にも指名競争入札で発注予定。

 このほか、民間活力を導入して宅地開発を進める「荒川本郷地区まちづくり事業」で、標準地鑑定(11地点)と土地評価に合計940万7000円。県が進める阿見吉原土地区画整理事業の街区公園整備に対する負担金として7560万円。

 一方、公共下水道特別会計では、荒川本郷地区の汚水管整備(L800m)と舗装復旧に8632万5000円、同地区の汚水管渠(L2㎞)と舗装復旧(L6・7㎞)の設計に2240万円を配分。設計は早ければ1月に、工事の一部も年明けに発注する予定。

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