富士吉田市は、総額379億1391万8000円の規模となる新年度当初予算案の概要を発表した。一般会計の総額は177億4710万円で、前年度より2・4%増加し、一般会計予算に占める普通建設事業費は27億3565万1000円で、同104・2%の大幅増となった。また、関係する特別会計は、下水道事業が16億3158万7000円(同比7・1%減)、水道事業(資本的支出)3億293万1000円(同比11・4%減)。
建設関連では、沿道型区画整理事業(10億1898万6000円)、(仮称)明見湖公園整備事業(1億9157万8000円)、御師住宅整備事業用地購入(9500万円)、浅間公園整備事業(8398万1000円)、富士吉田市防災倉庫建設事業(5538万8000円)、御師住宅整備委託(1230万円)、(仮称)みずほ公園スポーツ広場改修工事(2850万円)、市民文化エリア整備基本設計(2730万円)、太陽光発電パネル設置工事(2400万円)、温泉施設整備事業(315万円)などを盛り込んだ。
このうち、沿道型区画整理は、昨年度に引き続き県施工の街路中央通り線区間のうち市道大溝支線から間堀川までの約500mについて、公図と現況が一致しないことから、この問題を解消し街路整備の実現を図るため、区画整理事業の手法を取り入れ、用地の確保を行うとともに地権者要望に柔軟に対応するもの。事業のスケジュールとしては、新年度から概ね2~3年で建物移転終了し、街路の企業地を確保した後、19~20年度で県が街路工事を行う予定。
また、(仮称)明見湖公園整備事業については、同湖周辺の湧水の減少や水質の汚濁化などが見られ、地域住民から景観や環境保全の対策要望などを踏まえ、新年度からは、トイレ、体験学習施設、公園の実施設計と、土地購入を進め、自然環境の保全と身近な自然とのふれあい創出のできる公園整備事業として実施する。
浅間公園整備事業については、同公園へ訪れる人々が更に憩うことが出来るよう当初計画のうち第2計画を見直し整備を実施するもの。計画によると、花木(梅)の植栽整備、四阿の整備、四阿よりあやめの群生地域までの歩道整備、用地購入などが主。
富士吉田市防災倉庫建設事業については、富士吉田地域防災計画に基づき、地震・火山・風水害等の災害に備えるため整備を行っているもので、新年度は下吉田地区の簡易裁判所付近に建設を予定している。
このほか、温泉施設整備事業については、市民が生涯を通じて健康を維持・増進と、健やかに暮らすことを目的とし、温泉施設整備の基礎となる調査・計画の委託費を計上した。【誰もが生きがい持つ生涯学習社会の形成】
◆(新規)(仮称)市民文化エリア整備事業=27、303
◇(仮称)市民文化エリア整備基本設計=27、000
◆市民体育施設管理事業=85、662
◇みずほ公園スポーツ広場改修工事=28、500
◆小学校校舎等耐震事業=9、559
◆中学校校舎等維持管理事業=65、251
【歴史文化の継承と新たな生活文化の創造】
◆市民会館施設整備事業=7、000
◆博物館管理運営事業=40、709
◇尾御師住宅整備委託=12、300
【生涯を通じての健康づくりの促進】
◆温泉活用事業=737
◆(新規)温泉施設整備事業=3、150
◆健康づくり教室事業=1、818
◇生活機能向上教室事業=1、531
【交流の促進と交流型の産業展開】
◆富士山憲章推進事業=20、885
◇富士山環境整備事業費補助金=12、260
【富士北麓の豊かな自然環境の保全】
◆(新規)(仮称)明見湖公園整備事業=1億91、578
【ごみ処理・再資源化の向上、促進】
◆塵芥処理事業=9億19、760
【し尿処理・生活排水処理の向上】
◆浄化槽設置整備事業=44、060
【環境負荷の軽減と快適環境づくりの推進】
◆太陽光発電パネル設置工事=24、000
【計画的な土地利用の推進】
◆(新規)都市計画基本図関連事業=25、000
【市街地整備の推進】
◆特定地域まちづくり事業=20、237
◇市道月江寺大明見線歩道改良工事=20、237
◆土地区画整理推進事業=12、000
◇富士吉田市新西原4丁目土地区画整理組合補助金=12、000
【広域と連携し地域を支える交通体系の整備】
◆高速道対策事業=142
◆市道等維持管理業務=87、605
◆特定防衛施設周辺公共用地施設整備事業=1億11、132
◆道路新設改良整備事業=2億08、353
◆市道の新設・改良工事の伴う道路用地取得事業=74、484
◆橋梁維持管理事業=8、500
◆橋梁新設改良事業=28、500
◆大明見下の水線整備事業=305
◆(新規)東富士1号線整備事業(H17・H18継続事業)31、949
◆赤坂線整備事業=54、020
◆北富士演習場周辺道路対策事業=3、500
◆東富士1号線整備事業(H17・H18継続事業)89、420
◆沿道区画整理事業=10億18、986
【豊かな暮らしを支える快適な生活基盤の整備】
◆(仮称)土丸尾公園整備事業=20、865
◆浅間公園整備事業=83、981
【生命と財産を守る安全性の確保】
◆急傾斜崩壊対策事業=1、500
◆木造住宅耐震診断事業=600
◆防火水槽設置事業=2、000
◆防災対策事業=96、662
◇富士吉田市防災備蓄倉庫建設事業=55、388
【効率的で健全な財政運営】
◆統合型地理情報システム(GIS)整備事業=7、615
◆財産管理事業=1億88、305
・御師住宅整備事業用地購入=95、000
◆道路建設事業=8、648
◆用地事業=527
◆都市整備事業=758
◆街路管理事業=109
◆区画整理事業=343