国土交通省首都国道事務所が整備を進めていた国道6号藤代バイパスの「牛久沼大橋」(L546m)が完成、それによって藤代バイパス(L6・14km)が全線開通することになり、3月20日(日)に開通式を行う。
藤代バイパスは、藤代町酒詰から竜ケ崎市庄兵衛新田町までの延長6・14km(現道拡幅部含む)の幹線道路。
同省では、藤代町の市街地部の交通混雑緩和と沿道環境を改善するため、昭和55年6月に都市計画決定し、事業を開始。諸元は、道路区分が第3種第1級、設計速度80km/h、幅員30m~60m。車線数は完成形4車線(暫定2車線)、縦断勾配は最大4%。
平成4年9月には竜ケ崎立体を、5年11月には藤代町小浮気から藤代町藤代までの1・3km区間を暫定2車線で供用した。
13年3月には、藤代町酒詰から小浮気までの0・52km区間を現道拡幅4車線で供用するとともに、藤代町藤代から竜ケ崎市佐貫までの2・6km区間を暫定2車線で供用した。
引き続き、牛久沼大橋を含む残区間約1・4km(藤代町新川・新川交差点~竜ケ崎市庄兵衛新田・鶴舞橋交差点)を整備。
この区間は、上部工形式が4径間連続鋼箱桁橋・3径間連続鋼床版箱桁橋・3径間連続鈑桁橋。下部工形式は逆T式橋台・壁式橋脚・円柱式橋脚・張出し式橋脚。総工費は約70億円。12年度に工事着手し、完成を迎えた。これによって、藤代バイパス全線が連結することになった。
3月22日の開通式は、牛久沼大橋の道路上で午前10時30分から関係者が集まり執り行う。一般開放は午後3時からの予定。また、プレイベントとして3月12日(土)に橋名募集の表彰式やアトラクションなどを行う。