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群馬県北橘村

「きたたちばな」から「ほっきつ」へ統一

2005/02/25 群馬建設新聞

 北橘村は、18年2月20日に控えている周辺5市町村との合併を機に、新市の町名として残る「北橘」の読み方を「きたたちばな」から「ほっきつ」に変更する。

 国に申請してある正式な村名の読みは「きたたちばな」だが、村民なども「ほっきつ」と呼ぶなど定着している。村名の由来は、前橋市との境に佇んでいる橘山(標高228m)の北側に同村が位置していることによる。明治22年の村制施行時に、旧内務省(現総務省)へ申請したところ、同省が訓読みの「きたたちばな」として登録してしまった。だが、話しやすい「ほっきつ」は、戦後の村内外で広く定着。中には、正式名称が「ほっきつ」だと思い込んでいる住民もいるという。また、村内では「北橘(きたたちばな)村立北橘(ほっきつ)中学校」などと2つの呼称が混在しているケースもあり、わずらわしさを感じる一面もあった。

 合併後は、渋川市北橘(ほっきつ)町となり、町の下に現在の大字が付く形になる。また合併までに道路標識などの案内板の振り仮名を「きたたちばな」から「ほっきつ」と変更していく予定。



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