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松本砂防事務所工事安全対策協議会

第19回研究発表最優秀は鷲澤建設の宮沢さん

2017/02/15 長野建設新聞

第19回松本砂防事務所工事安全対策研究発表会が14日、大町市内のJA大北アプロードで開かれ、応募のあった29編の中から一次審査を通過した6編の論文発表が行われ、最優秀賞には鷲澤建設の宮沢政昭さんが発表した「浦川砂防堰堤上流護岸工工事における安全対策について」が選ばれた。

6編の発表と質疑が行われた後の成績発表の後の講評で北陸技術事務所の佐藤正之所長は「いずれの工事現場においても安全に工事を進めにあたり非常に厳しい地形条件のもと苦労しながら創意工夫を凝らした取り組みをされていると感じた。その中で、表彰された論文の取組は土石流対策を中心に法面における落石対策等、現場を安全にするために何かできないかと知恵を絞り工事現場の安全を進めるその効果が大きく優れたもだった」と高く評価した。ポスターセッションは、事前に選定された7件のうち、会場に訪れた参加者の投票数上位2件が選定された。

こうした発表会のほか、1996年に蒲原沢で発生した土石流災害の当時に建設省(現・国土交通省)の砂防部長だった田畑茂清氏による特別講演「蒲原沢土石流災害の教訓」や、松本砂防事務所副所長の長谷川真英氏が同発表会の変遷と管内工事現場における安全対策の取り組みの報告が行われた。

受賞者は次の通り。※会社名・著者(表題)

【論文】

◆最優秀賞=鷲澤建設・宮沢政昭(浦川砂防堰堤上流護岸工工事における安全対策について)

◆優秀賞2編=相模組・西山義則(猿倉砂防堰堤その4工事における安全対策について)、川瀬建設・今井雅志(境川渓流保全工他工事における安全対策について)

◆入選3編=金森建設・遠藤工太(南股上流砂防堰堤改築その7工事における安全対策について)、小谷建設・北村武揚(砂防堰堤工事における工事安全対策について)、笠原建設・矢島壮士(葛葉下流山腹工その9工事における安全対策について)

【ポスターセッション】

◆優秀賞2編=サワンド建設・勝山俊郎(湯川上流法面工その6工事における安全対策について)、北陽建設・小林信敬(浦川斜面対策工事における安全対策について)


【写真=松本砂防事務所の五十嵐所長を中心に受賞者による記念撮影】

受賞者の記念撮影

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