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栃木県宇都宮市

市消防本部庁舎増築工事及び既存庁舎耐震補強工事、制限付き一般競争入札を適用

1999/08/03 栃木建設新聞

 宇都宮市は三日までに、市消防本部庁舎増築工事(大曽二-二-二一)及び、既存庁舎耐震補強工事(同)を一括し、制限付き一般競争入札を適用。今月下旬に公告、来月中に入札執行する考えを明らかにした。また、これに伴う機械設備、空調設備は増築及び耐震補強の入札後となる、来月末に入札執行する予定。工期は来年三月まで。耐震補強の設計は、(株)フケタ設計(宇都宮市)が担当。当初予算には、三億二千八百二十八万千円を計上した。

 増築部分の構造と規模は、S造三階建て延べ四四〇㎡。既存庁舎北側に接するかたちで増築する。階数ごとの増築面積は、一・二階が一七三㎡、三階が九四㎡。

 一階部分はピロティーとなり、車両などを格納。二階には事務室(六〇㎡)、倉庫(三〇㎡)、署員厚生室(和室八畳)を、三階にも事務室(七四・九五㎡)、倉庫(一九・一六㎡)を新設。建築確認や危険物取扱いなど、近年増大する窓口業務にスムーズに対応できるスペースを確保する。

 これに併せ、既存の二階更衣室など五一㎡、三階更衣室など八〇㎡の模様替えも実施。内装などをリニューアルしていく。

 既存庁舎の耐震補強は、内壁を耐力度の高い耐震壁に改修。大規模地震発生などの有事の際、消火・救助活動等に支障を来さないよう、県都の防災拠点にふさわしい施設とする。

 各階ごとの改修面積は、一階八〇・二八㎡、二階八〇・六四㎡、三階八三・〇八㎡、四階七〇・六八㎡。



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