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埼玉県草加市

エンゼルプラン策定、『きたうら保育園』の改築構想を盛り込む

1999/08/03 埼玉建設新聞

 草加市は、このほど策定したエンゼルプランの中で、「きたうら保育園」の改築を盛り込んだ。定員数の増加と子育て支援センターなどを併設した多機能化保育園として整備する計画で、十四年度に設計、十五年度の着工を目指し、準備を進めている。

 「きたうら保育園」は、草加一-三-一に昭和二十八年開設。敷地面積は一、六五一・四六㎡。施設規模は木造平屋建て、床面積は四六八・四九㎡。定員は一〇〇人、既存する一八の市立保育園に中では最も古く、老朽化している。

 改築計画は、定員を一二〇人にするほか、乳児保育、相談指導、地域子育て支援センターなどを併設し、多様なニーズに対応する多機能化保育園を計画しており、RC造二階建て程度の規模を想定。改築時にはプレハブの仮施設を設置して、現地で改築する。

 市の保育事情の問題点のひとつに、定員不足が挙げられており、他の保育園を増改築し、待機児童の解消を求める声がある。

 このため市は、少子化対策臨時特例交付金を活用して、既存保育園の増設を計画しているようだ。

 エンゼルプランは、即対応できる事業を絞り込んだもので、整備目標年次は十五年度までの五か年計画。



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