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富岡地域医療事務組合

産婦人科病棟を改修/新年度に設計及び工事/公立富岡総合病院

2005/03/16 群馬建設新聞

 富岡地域医療事務組合(管理者=今井清二郎富岡市長)は新年度、公立富岡総合病院(富岡市富岡2073-1)の改修工事を計画、17年度事業会計予算に建設改良事業費5億3424万円を計上した。同病院中央棟(一般病棟)の5階に位置する産婦人科病棟を時代に即した空間へと改善を図る計画だ。具体的には、全ての個室にトイレや洗面所などを確保するとともに個々の空間も広げ、快適な医療サービスを提供していく。また、これまで別々の場所で出産と産後の回復を行ってきたが、これを集約した個室を1室新たに設ける。病床数は42床から29床へと減少するが、各個室のコミュニティースペースの充実を図り、自宅の雰囲気を創出する考え。

 整備は単年度事業となり、新年度早々に設計業務を発注、工事は通常機能も稼働しつつ段階的に進めていく方針だ。17年度予算には委託費や工事請負費、医療機器等の資産購入費として5億3424万円を確保した。

 同組合では、この改修を老朽化している一般病棟改善の第一段階と位置づけ、今後も計画的な改修を視野に入れている。

 同病院は内科、精神科、神経内科、消化器科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、歯科、歯科口腔外科-などが診療科目となっている。敷地面積6万2543㎡、施設の構造はSRC造で、健診棟・放射線治療棟・南棟を含めた延床面積は約2万6000㎡。付帯施設は医師住宅12戸、看護婦宿舎50戸、院内保育所、作業棟、車庫棟、駐車場約820台を備える。



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