国土交通省関東地方整備局は28日、利根川水系利根川・江戸川が氾濫した場合に想定される浸水想定区域図を公表した。それによると、区域には群馬・茨城・埼玉・栃木・千葉・東京の1都5県87都市区町村が含まれ、その人口は377万人としている。
また、堤防決壊による最大被害額が想定される場所は埼玉県大利根町(利根川右岸136km付近)としており、被害額約34・5兆円、浸水想定区域約530㎡、区域内人口約232万人とした。
同局では今後も、ハード面では堤防強化事業を進め、ソフト面では各自治体のハザードマップ作成を支援していく方針だ。