新潟太陽誘電(山田英夫代表取締役社長、上越市頸城区上吉197-8)は上越市頸城区の県営南部工業団地にスマートフォン用蓄電部品(積層セラミックコンデンサ)の新工場となる第3号棟を建設する。投資予定額約100億円。
第3号棟は延べ床面積2万6000㎡。建築面積1万5000㎡。着工は2018年4月、竣工は18年12月、生産ラインの稼働は19年3月を予定し、生産能力は1・6倍になる見込み。
積層セラミックコンデンサ(MLCC)はスマートフォンの回路電流を安定させる基幹部品。同社は村田製作所、サムスン(韓国)グループに次ぐ世界第3位の生産量。
太陽誘電(東京都)の子会社である同社は、07年に積層セラミックコンデンサの生産拠として南部産業団地に設立された。新工場の建設は15年に竣工した2号棟に続き3棟目。2号棟は設計・施工を清水建設北陸支店、プラント設備を東洋エンジニアリングが担当した。