北杜市は、同市白州町白須地内の尾白の森名水公園べるがの敷地内で昨年度から1期工事に着手している温泉施設について、今年度は当初予算で事業費4億2800万円を計上し、2期工事の発注を計画している。2期工事の内容は、温泉浴室部分の建築など1式で、発注形態は工種別分離が有力。入札時期については、1期工事が完了する8月前の入札執行になりそうだ。
同施設は、白州町白須地内にある尾白の森名水公園べるがの親水公園隣接地に湧出した温泉を活用し、男女別の浴室や休憩室などを備えた、平家建て、延べ床面積約1800㎡の日帰り温泉施設として建設を進めているもの。
同施設全体のうち管理部門、レストラン部門、休憩室、トイレなど建物の一部(841・75㎡)については、第1期工事として、着工(建築主体は名工建設が施工)。未着工となる温泉浴場部分(約1000㎡)に今年度着手するもの。同施設の設計は馬場設計(甲府市塩部)の担当で仕上げており、現在、発注に向け細部を詰めている。現在、着工中の1期工事の工期が8月下旬を予定することから、2期工事の発注は9~10月頃の着工をメドに入札等を準備する。また、今年度は建物部分の進捗を見て、外構部の植栽や駐車場整備等の発注も予定しており、年度内の全体完成、来年度早々のオープンを目指す。