立川市は、砂川中央地区まちづくりに関する地元協議会に対して、土地利用案策定へ向けた支援を続ける。旧立川基地の拡張予定地だった約一六ha面積について、将来的なまちづくりの方策を検討しているもの。
地元地権者で構成する「砂川中央地区まちづくり推進協議会」は、十年六月に発足。その後三か年(十三年度まで)をめどに、土地利用案をまとめる方向で活動している。今年度では、他の国有地利用の事例について既に視察を行い、年度内でさらに一回の視察を予定。またワークショップ形式での構想案づくりも進める見通し。
今のところ、具体的な整備内容や将来的な年次計画は未知数。市としては当面、年度毎に補助金を計上して協議会を支援し、地元主体で協議・検討を行い土地利用への絵づくりを進める構え。当初予算では、協議会への補助三〇〇万円を計上しており、十二年度以降も順次、経費を計上する方針。
砂川中央地区は、官民境界が確定しないまま現在に至ったが、九年度からまちづくりへの前段階との方針で市がスポーツ施設を暫定整備。これを受けて地元地権者では、将来的にまちづくりへの発展へ地元案の作成を目指している。地区では、都の南北道路延伸整備(都道三・一・三四号線)構想もあり、まちづくりに際しては関係機関との調整も必要となっていく見込み。