群馬森林管理署は、今年度の国有林野業務概要を公表した。
業務方針としては、従来から取り組んでいる「公益的機能の維持増進」「流域管理システムの推進」「国民の森林づくり」--3項目に、「地球温暖化防止対策の推進」を加えた。
地球温暖化防止には、間伐の推進、木材利用促進が有効であることから利根沼田森林管理署、吾妻森林管理署も含め前年度20%増となる17万立方メートルの間伐量を予定。森林土木事業において、治山ダムや土留工の型枠などに間伐材を積極的に利用する。
また、高崎市の観音山にある国有林野の森林整備では、検討委員会から「市民の憩いの場となるような整備を」との提言を受け、17年度から5か年で人口林の間伐、択伐、広葉樹の手入れを実施する。
今年度は、広葉樹の手入れのため市民ボランティア団体を募るとともに、間伐1か所を予定。
このほか、間伐材などの木製品をPRするため、11月に前橋市で製品展を開催する。