あきる野市はスポーツ施設整備について、今年度は市民球場の夜間照明新設事業に取り組む。当初予算では工事費二億四、一五〇万円を計上、年度内で施工する。設計は現在進めており、今月末までには完了の予定。今後、九月の起工を目指していく。
工事は、基礎工を含めると最低でも五か月程の工期が必要となる見込みだが、具体的な工期決定は設計の完了後となる。過去の照明新設事業では一括発注で取り組んだが、今回は分離発注の可能性も残されている。ただし、これも今後の調整次第のため現段階では未定。市では今後、タマ建築設計事務所(あきる野市042-558-6851)が担当する設計の完了を待ち、発注形態など詳細を急ぎ詰めていく考え。
事業は、照明灯六基を設置するもの。市民球場は野球場一面を設置しており、これの専用設備となる。同施設は基本的に四月から体育大会などの利用が多くなってくるため、これに間に合わせるためには九月にも工事に取り組む必要がある-としている。所在地は、原小宮三五三番地に位置する草花公園内、プールの隣接地。
市内スポーツ施設の夜間利用を可能とする照明設備新設事業については、八年度では山田グラウンド(山田一-一番地)を実施、この時はサッカー施設併用で照明灯四基を設置した。今年度で取り組む市民球場は、同様の事業としては市内で二箇所目となる。