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群馬県渋川土木事務所

高渋バイパスに着工/今年度の事業概要

2005/05/17 群馬建設新聞

 県渋川土木事務所は、今年度の主要事業概要を明らかにした。

 それによると17年度は、単独事業を52か所、約8億円、補助事業を27か所、約24億4000万円の計79か所、約32億円を確保した。

 主な事業としては、今年度の完成を見込む鯉沢バイパスや中村上郷線などの整備のほか、高渋バイパスの2期工区に着手する予定だ。

 主要事業は、次の通り。

【主要地方道高崎渋川線高渋バイパス】

同バイパスは、延長5400m、幅員13m(25m)で計画しており、うち渋川工区は、L3800m。16年度末までの進捗率は24%程度となっており、今年度は、用地買収を促進させ、群馬町と榛東村との境界となる上蟹沢川から一般県道南新井前橋線までのL約300mを対象に改良を行う。

【国道353号鯉沢バイパス】

同バイパスは、国土交通省が事業促進している国道17号鯉沢バイパスの子持村白井を始点とし、国道17号(現道)を横切り、国道353号(現道)の同村北牧までの全長2200m(W14m)で、これまでに1期工事分の17号バイパスから17号吹屋交差点までのL約800m区間の工事を終了させ、8年度から供用開始している。2期工事分は、吹屋交差点から国道353号までのL約1400m(W14m)区間で、今年度中の全体供用を目指す。17年度は、舗装等L660mや埋蔵文化財調査などを実施する。なお、16年度末までの整備率は、約88%となっている。

【都市計画道路3・3・1中村上郷線】

同線は、平成5年度から街路事業として進められ、国道17号から渋川市西部を経て、渋川吾妻線に至るL1240m、W27mの4車線道路。16年度末までに97%の進捗を図っており、今年度の完成を目指す。17年度は、用地買収、舗装工L1240m、改良工事L93m等を行う予定。

【一般県道津久田停車場前橋線上三原田バイパス】

同事業は、全長1480m、W5・5m(9・25m)の2車線道路を計画。16年度末までに約34%の整備が進んでおり、今年度は(仮称)蟹沢橋の下部工(橋台2基、橋脚2基)に着手する。同橋は、橋長80m、幅員10mのポストテンション方式の3径間連結合成桁橋で、橋台は逆T式を予定している。

【その他】

一般県道利根川自転車道線では、L50mの改良やL350mの舗装などを予定しており、一般県道下久屋渋川線は、改良や舗装工、仮橋撤去等を実施する。都市計画道路3・4・4渋川高崎線については引き続き、用地買収や建物調査を促進、国道353号山口バイパスでは、改良及び舗装などを行う計画だ。



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