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埼玉県企業局

公募・一般も視野/新三郷浄水場高度浄水処理

2005/05/26 埼玉建設新聞

 県企業局は、高度浄水処理施設導入の初弾案件として新三郷浄水場に対して実施する。16年度は東京設計事務所が基本設計を手掛けたが、実施設計は改めて指名競争か公募型ないし一般競争入札も視野に入れ7月ごろ委託する見通しだ。また、地質調査業務も同時期に指名競争入札で別途に発注する。

 浄水場には、県営水道の水質を保つため数億円も投入し粉末活性炭を入れている。また厚生労働省の水質基準がますます厳しくなり、基準項目も増加していることから恒常的に安心・安全な水を確保するには高度浄水施設の導入が望ましいことから今回踏み切った。

 導入の効果は発ガン性が疑われているトリハロメタンをはじめとする塩素による消毒副生成物や、カビ臭などを効果的に除去・低減し、県民のニーズの高い安心・安全な水が確保されるようになる。

 高度浄水処理施設とは、沈でん・ろ過方式に加え、浄水場にオゾン発生器を設置しオゾンと粒状活性炭による処理を行うということ。

 今年度は実施設計費関連で1億2000万円計上。内訳は分からないが、実施設計費と16年度に行わなかった地質調査費を含むとしている。

 18年度に工事を予定している。22年度の稼動を目指す。



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