白州町は、六月の補正予算で事業費四、〇〇〇万円を予算化した大坊地区農産物加工施設新築工事について、現在、山形一級建築士事務所（甲府市）に委託し施設の最終的な設計内容を詰めている。今月中には詳細がまとまる見通しから、工事の発注は来月中旬頃になる模様だ。

　同施設の建設場所は、大坊地区の集会所に隣接する約一、二〇〇㎡の敷地。同地区では、米の生産調整にともないソバの実への転作が順調に進んでいる。このため、ソバの実をはじめ地元で採れた農産物を、受け入れ、二次製品化するための加工施設を新たに整備する計画となったもの。

　現時点の計画によると、建物は木造平家建てとし、延べ床面積は一八〇㎡程度の規模を予定。主な設備として、厨房室、加工作業室などを備える予定となっている。