県農林部は今年度、旧蚕業試験場跡地(熊谷市)について、解体撤去および土壌浄化工事を進める。浄化後は、熊谷市が用地を取得し、公園としての整備を構想しているが、取得や整備時期については、今後の検討となる。
試験場跡地は、石原3-27ほか地内。敷地面積2万7872・85㎡、建物建築面積5394・28㎡。工事は、6月16日に一般競争入札。参加資格は土壌汚染の浄化工事の実績を有する土木丸Aと県内本店のA級による2者JV。
内容は、RC、S、木造などの各建物の解体撤去工事と、土壌調査で判明した、水銀、カドミウム、ダイオキシンなどの汚染物質に対する土壌浄化。
市では、跡地整備に関して、現地の高木などを中心に樹木を残し、人工的な整備を抑えた公園としていく方針を示している。浄化工事は、12月28日の工期となっているが、市では年度末までかかっても、しっかり浄化作業を実施してほしい、と話している。取得時期は固まっていないが、18年度以降となる。