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東京都瑞穂町

箱根ケ崎駅西土地区画整理事業、早期の仮換地案供覧を目指す

1999/08/26 東京建設新聞

 瑞穂町は箱根ケ崎駅西土地区画整理事業について、早期の仮換地案供覧を目指している。当初は十年度末を予定していたが遅延、現在は今年度中の供覧をめどとしている。町役場では年内にも行いたい考えだが、今後の事業予定は不透明。

 換地設計等の業務は、新都市建設公社(八王子市0426-42-5111)へ委任している。当初予算では、区画整理特別会計で公社委託費二億二三六万円(債務負担解消分)などを計上。また区画整理地区内では、借り上げ地で公共施設の一部整備を進めている。供覧後も換地案に対する意見書の処理などが見込まれるため、今後の具体的なスケジュールは明らかでないが、町役場では早期の基盤整備推進へ向けて努力する方針。

 西多摩地域広域行政圏実施計画では、十二年度以降の建物移転等着手をめどに、十六年度までの期間で事業推進を掲げている。十六年度までの総事業費は、約一三〇億円が見込まれる。

 同区画整理は六年六月に都市計画決定、八年三月に事業認可。町の新しい中心核形成、住宅地と商業地及び工業地との調和がとれた基盤整備を目指す。対象面積約二七・四ha。駅前交通広場(面積約三、〇〇〇㎡)を中心に、都市計画道路三路線及び区画道路(総延長約五、九二七m)の整備、公園三箇所の設置など。将来的には、同駅へ多摩都市モノレール第二次路線の接続が検討されており、駅前整備は導入空間を確保する意味合いも含まれている。



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