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埼玉県川口市

戸塚中はサトウ設計/3小中校増築の設計決まる

2005/06/15 埼玉建設新聞

 川口市は、戸塚地区の人口増加に伴う、生徒数の増加に対応するため、戸塚東小学校(戸塚東2-18-20)、戸塚中学校(戸塚鋏町3-1)、戸塚西中学校(大字西立野1000)-3校の校舎増築を計画、18年度の施工に向けて、このほど実施設計等を委託した。納期は18年3月24日。

 このうち、増築面積が最も大きい戸塚中は、サトウ設計(川口市東川口4-5-32、電話048-295-9816)が、1600万円(税抜き)で落札した。増築する教室棟は、敷地南側の正門近くに、既存校舎2棟を渡り廊下で連結する形で新築する。建物規模は、RC造4階建て、延べ床面積約1800㎡の計画。施設内容は、HR教室6教室、特別教室3教室、給食配膳室、エレベーター、トイレを配置。

 各階の床面積は453・115㎡の予定。1階は給食配膳室、階段室、昇降口、2階から4階の各フロアーがHR2教室、特別1教室、階段室、男女別トイレ1か所ずつとなっている。

 この概算工事費は、建築、電気工事、設備工事、外構工事を含め、約6億9880万円を試算しているが、実施設計の中で改めて算出(今年10月まで)される。また、教室棟増築工事にあたり、正門付近が通行できなくなるため、体育館近くに仮設昇降口、プールの近くに仮設給食配膳室を事前に建設する方針で、9月または12月の補正予算での対応が注目される。

 一方、戸塚東小の設計は、タケノヤ事務所(川口市川口4-7-20、電話048-258-1881)が460万円(税抜き)で受注。増築規模は、RC造4階建て、延べ床面積431㎡の計画。1階(139・125㎡)が給食配膳室で、2階から4階(各97・34㎡)にHR教室を1教室ずつ配置。また、昇降機設備(人荷用・障害者対応)を設置する。概算工事費は、建築、電気工事、設備工事を合わせ、1億6991万7000円を試算しているが、こちらも実施設計の中で10月までに算出する。

 戸塚西中は、普通教室増築工事に伴う構造設計委託で、竹内建築設計事務所(さいたま市浦和区常盤4-13-12、電話048-824-2624)が127万円(税抜き)で受注。増築規模は、HR教室6教室の計画。



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