つくば市は、研究学園都市計画駐車場に6号学園東駐車場を追加するため、明日、都市計画公聴会を午後2時から文化会館アルスホールで開催する。平面の南2A駐車場(つくば市吾妻一丁目)を、地上3階建て4層に立体化するための変更案となるもの。これにより、土地の所有者であり事業者でもある(財)つくば都市交通センターは、隣接する南2B駐車場(土地所有者・都市再生機構)の駐車台数を補完していく方針。南2Bは将来的に、商業施設としてビルドアップされるもよう。その後、筑波メディカルセンター病院南東側の北3Aなど3箇所も、立体化していく計画だ。
都市計画による駐車場は、現在までに、つくばセンタービル地下の1号学園中央駐車場(59台)をはじめ、2号学園西駐車場(1036台)、3号学園南駐車場(706台)、4号つくばセンター自転車駐車場が定められ、5箇所目の5号つくば駅前駐車場(735台)は、つくば都市交通センターが整備して今年3月に完成した(設計施工・総合パーキング建設(株))。
今回の研究学園都市計画駐車場の変更は、研究学園地区の都心地区における駐車需要に対応し、土地利用計画および交通施設計画との整合を図り、円滑な都市機能を発揮させるため、駐車場整備地区内に6号学園東駐車場を追加するもの。
具体的には、現在、平面で利用されている南2A駐車場(359台、旧名称・中央2)の約8000㎡を、地上3階建て屋上付きの4層に立体化する。入口1箇所、出口1箇所の利用で、約600台が収容できるようになる。
隣接地には、都市再生機構が所有する南2B(241台、旧名称・中央1)が立地しており、将来的な商業地域の利用に向けて、ビルドアップが計画されていることから、この収容台数を補完していく方針だ。
22日に予定している公聴会で住民らから意見を聞き、変更の必要性を考えながら都市計画の案を2週間縦覧。その後、7月上旬~8月下旬の都市計画審議会により審議して、計画決定を目指す。建設をはじめ管理、運営は、つくば都市交通センターが行っていく予定だ。
その後、筑波メディカルセンター病院の南東側にあたる北3A駐車場(187台)をはじめ、吾妻小学校北側の北2駐車場(153台)、つくばカピオ南側の南4A駐車場(359台)を、立体化していく計画だ。