草加市は、谷塚小学校、公民館と学童保育室の３機能で構成する複合施設整備事業のうち、検討課題となっていた小学校プールは、屋外型とする方針を固めた。プール規模は２５ｍ、６または８コースを想定している。工事は９月議会案件で発注、１０月の着工を目指していることから、発注方式などの検討に入る。

　施設計画は、谷塚仲町４４０の同小学校改築とともに、谷塚文化センターの機能を移転させる公民館と学童保育室の３機能を一体的に配置。総延べ床面積は約１万２０００㎡を見込む。

　このうち、小学校校舎は、ＲＣ造４階建て、延べ床面積約９０００㎡。教室数は、普通教室３２教室、特別教室１１教室。体育館は約１０００㎡。

　公民館は、ホールや会議室を内包させ、約１８００㎡規模で計画。また、学童保育室は２２５㎡で約１００人の定員を想定している。実施設計は、教育施設研究所（中央区、電話０３－３５４８－３２５０）が担当。

　最後まで懸案としていたプールについては、民間施設の利用案、学校敷地内での設置案を比較検討を行った結果、屋外型として設置する方針に落ち着いた

　事業費は、谷塚小学校校舎改築等事業に２８億６９５８万８０００円、谷塚文化センター移築事業５億２１８１万４０００円の総額３３億９１４０万２０００円の２か年継続費を当初予算に設定した。

　既存校舎は、ＲＣ造３階建て、３棟の総延べ床面積５２７２㎡。このほか、屋内運動場Ｓ造、床面積９００㎡、プール２５ｍ×８コース。