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東京都日野市

小学校統廃合構想、既存の6校を3校へ統廃合

1999/08/31 東京建設新聞

 日野市は小学校の統廃合を構想、既存の六校を三校へと統廃合する。初弾として十四年度を目処に高幡台小学校と程久保小学校の統廃合を行う。現在は事業行程、施設配置等を含めた実施計画を進めており、十月には策定。年内には施設検討等協議会を設置し、十二年度から事業を本格的にスタートさせる。

 事業はこのほど明らかになった「第二次日野市行財政改革大綱」の学校等の適正配置において盛り込んだ。内容は十年八月から今年三月まで協議を重ねた日野市学校適正規模・適正配置等検討委員会の答申を踏まえたもの。同委員会は学識経験者、教育関係者、一般公募らの一五人で構成。

 対象とした学校は、高幡台小学校と程久保小学校、百草台小学校と三沢台小学校、平山小学校と平山台小学校の六校。市内二〇校の内、少子化や施設老朽化等が進んでいることから定めた。

 高幡台小と程久保小の統廃合に関して、どちらの校舎を使用するか、それに伴う施設整備は改修にとどめるのかもしくは改築をおこなうか、仮校舎や廃校になった校舎の利用等についてどのようにするか等、課題は山積み。今後実施計画の中で詳細を明らかにして行く考えだが、新校を十四年度にスタートさせるには、十二年度から調査等に入ることは必至。

 両校は道路を挟んで南北に位置する。高幡台小学校校舎(程久保五五〇)は昭和四十六年に建設した延べ五、〇〇〇㎡規模。程久保一丁目一四-二の程久保小学校校舎は、四、一〇〇㎡で昭和四十九年に建設した。

 市では公共施設適正配置として幼稚園の統廃合も計画。こちらも十四年度を目処に第五幼稚園と第六幼稚園を統廃合し、適正配置、適正規模とする考え。



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