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東京都八王子市

八王子インター北地区区画整理事業、アセス案作成を次年度以降にする方針

1999/09/01 東京建設新聞

 八王子市は八王子インター北地区区画整理事業について、当初今年度から着手を見込んでいたアセス案作成を次年度以降に先送りする方針を固めた。これは区画整理地区内に予定している流通関連施設の誘致に関して、未だ進展が図られていないため。これにより、十五年度内の都市計画決定及び事業認可取得も繰り延べとなる。

 八王子インター北地区の対象は左入町、滝山一丁目、梅坪町の各一部を含む約九四ha(このうち約二〇haが都有地)。中央道八王子インターチェンジと国道一六号の交通結接点となっている。

 十年一月~二月にかけては地元説明会を開催。その中で十一年度から環境影響評価書作成に入り、約三か年かけた後、諸手続きを踏まえ、十五年度の事業認可取得を見込んでいることも明らかにした。

 市では二一プランの中で面整備と核施設配置を目的に同地区の区画整理を構想。平成五年から都新都市建設公社に事業委託している。

 七年八月には多極分散型国土形成促進法に基づき、基本構想が承認。約六七haが業務集積の展開地区とされた。ここには流通業務の拠点となる施設を導入するとの考えから、都の公設卸売青果市場の建設を構想した。

 権利調査及び九年度の基準点測量は双葉(豊島区03-3953-3248)が担当。当初予算では一、五〇〇万円の調査委託料を計上した。



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