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茨城県税務課

9本からクマリン反応/県が路上軽油抜取調査実施

2005/07/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 県総務部税務課は、不正軽油防止のため先月に県内4箇所で実施した「路上軽油抜き取り調査」の結果をまとめた。調査採取した158本のうち、9本からクマリン反応(不正軽油の疑いがあるもの)が検出された。

 調査は、ダンプやトラックなどのディーゼル車から燃料の軽油を抜き取って分析。脱税防止のため、軽油の周辺油種(灯油・A重油)には識別剤(クマリン)が添加されており、採取したサンプルからクマリンが検出されれば不正軽油の可能性が高いという。

 調査の結果、クマリン反応が出たものは、県税事務所で徹底した仕入先調査を行い、不正の原因者に対する課税処分、他県の情報提供などを実施する。



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