北安曇郡小谷村の平成17~19年度実施計画は、3箇年の投資的事業費の総額が51億8863万9000円でまとまった。各年度の内訳は17年度=22億9435万1000円、18年度=11億8756万2000円、19年度=17億672万6000円。
大型事業として注目された統合小学校建設は17年度終了で、18年4月に開校を迎える。これに続いて学校計画では、統合小のプール新設、小谷中学校の大規模改修の計画が盛られている。
小学校プールは18年度に予定されており、見込まれる事業費は1億3000万円。これに対し、中学校改修は17年度の耐震診断(伊藤建築設計事務所が担当)を経て、18年度に実施計画を策定、19年度に着工の見通しを立てている。期間は20年度までを見込み、総事業費は5億9499万円を数える。同校の開校は昭和54年。
このほか、体育施設として運動公園整備および塩の道公園造成の計画が、事業費1億3000万円で17年度に組み込まれている。
村道改良舗装は、18年度以降に池原下来馬線など8路線について整備促進を図る考えで、新設改良は栂池アクセス道路で進める計画だ。
中土簡水の送配水管布設替(長崎)には18~19年度に9000万円の事業費を投入の構えで、19年度には、土倉地区における飲料水供給施設整備(事業費4500万円)を予定している。
産業関係の主だった内容は、虫尾地区(~18年度)と阿原地区(17~20年度)の区画整理。観光面では、栂池自然園や雨飾登山道の整備を年次進めるとしている。
さらに、新エネルギー事業として、19年度に発電所建設計画が事業費2億8000万円で示されている。