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栃木県県土整備部

駒生立体の下部工6基を9月中に発注

1999/09/08 栃木建設新聞

 県都市施設課は、「都市計画道路三・三・一〇四外環状線・駒生立体(仮称)」(宇都宮市駒生町)の下部工六基並びに、下期後半に想定していた擁壁工、道路切り廻し工を上期に前倒し発注する。全三工種を各二分割し、計六件の工事として入札する方針。入札は単体による指名競争。宇都宮土木事務所から今月中に八~十社程度が指名される見通しとなった。当初事業費は六億円。工事費に二億五千万円が投じられる。

 工事は、下部工が壁式橋台一基と壁式橋脚二基を一括し東西計二工区とする。取付部の擁壁工は、延長一〇〇mのL型擁壁を東西各一工区。宮環側の車歩道切り回し工事は、同延長三五〇m二工区となる。工期はいずれも約十カ月に設定する。設計は(株)富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市簗瀬二-一三-二六)が担当した。

 執行する宇都宮土木事務所は、工事中の大渋滞を回避するため、他の工種も可能な限り早期発注に踏みきり、早期の供用開始にこぎ着けたい考え。このため、下部工に次いで、極力上部工も年度内に発注し、工期の短縮を図りたいとし、都市施設課では九月補正予算案に債務負担行為の設定を盛り込む意向。

 上部工は橋長一五九m、幅員一三・五m。構造形式は五径間連続鋼床版箱桁とし、工場製作、現場据え付け。現在のところ、一括発注による公募型指名競争入札が有力視されている。

 いずれも十二年度下期の完了、同年度内に上部工の据え付けを予定し、床版工、橋面工、切り回し部の車歩道復旧工事を経て十三年度中の完了を目指す。駒生立体の全体事業費は十七億円から二十億円規模。



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