所沢市は、都市再開発の方針の変更について、8月4日まで縦覧を行っている。変更内容は、庁舎跡地など地区を銀座地区に統合、所沢駅西口地区を新規地区として加えたもの。同月23日には公聴会を開催する。
所沢市の再開発促進対象は、銀座(約16・1ha)、日東(約7・3ha)と所沢駅西口(約9・6ha)の3地区。いずれも所沢駅付近まで伸びる主要地方道練馬所沢線(県道久米所沢線)沿いに位置する。
銀座地区の施設整備方針は、<1>都市計画道路および生活道路整備<2>都計道沿いセミモール計画・東川沿いプロムナードなど歩行者空間整備<3>建築物の共同化<4>公開空地活用による公園など整備<5>河川調整池の整備-など。
同地区には、都市再生機構埼玉地域支社による所沢元町北地区再開発事業(1・1ha)も含まれる。敷地面積7380㎡で、施設は地下3階地上12階建て。63戸8230㎡の住宅棟、40㎡の店舗、1210㎡の事務所、180台収容の公共駐車場(6860㎡)と、8720㎡の公益施設、地下調節池(機械室)からなる総延べ床面積2万5600㎡。
一方、新規の所沢駅西口地区は、西武鉄道車輌工場跡地(約5500㎡)を中心とした地域。土地区画整理事業の導入を見込んでおり、土地利用計画は、<1>にぎわい創出(中心商業地、業務地)<2>居住(低層住宅地、中高層住宅地)<3>都市広場(公園緑地)の3ゾーンをイメージ。地区中心のにぎわい創出ゾーンには、娯楽・文化・公益施設が一体となる複合アミューズメント施設を想定している。