記事

事業者
国土交通省首都国道事務所

牛久沼大橋の交通実態調査/国道6号藤代バイパス

2005/07/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省首都国道事務所は、今年3月20日に開通した国道6号藤代バイパス(6・14km)の牛久沼大橋(546m)の交通実態調査による整備効果をまとめた。

 それによると、八間堰交差点を先頭に発生していた最大渋滞長2900m(通過時間24分)の渋滞が解消。また、渋滞回避のため生活道路へ迂回していた交通が約8割減少した。

 沿道環境の改善では、新川交差点から牛久市境間(2・3km)の通過時間が最大約5分(8分→3分)短縮されるなど交通状況が改善し、CO2は約530tの削減、NoXは約5・1tの削減、SPMは約0・3tの削減でされた。

 藤代バイパス全線(暫定2車線)の整備効果では、竜ケ崎ニュータウン入口付近から取手駅周辺まで約11kmの所要時間が、平日ピーク時の上り方向で約48分、下り方向で約23分短縮された。

 なお、藤代バイパスの整備では、盛土部分を擁壁構造に一部変更したことや不要となった土砂を他工事へ活用するなどコスト縮減を図った。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら