(財)県環境保全事業団が笠間市福田地区に建設を進めてきた公共処分場「エコフロンティアかさま」が完成し、今月29日に開業式典を行い、来月1日から廃棄物の受け入れを開始する。
エコフロンティアかさまは、循環型社会の形成する拠点施設として、同事業団が平成14年10月から建設を進めてきた。
敷地面積は28・7ha。施設は、最終処分場(面積9・8ha、容量240万立方m)、中間(溶融)処理施設(145t/日、発電設備定格7200kw/h)、浸出水処理施設、管理棟兼環境学習施設、防災調整池など。県内の産業廃棄物および笠間市の一般廃棄物を受け入れ、運営していく。
総事業費は246億円。
今月29日には開業式典を行い、来月1日から廃棄物の受け入れを始める。
今後は、ごみの減量化やリサイクル推進などをテーマとする環境学習施設を管理棟内に整備する。
また、地元振興の中核となる施設について、県や事業団、笠間市、地元住民で検討するとともに、地域振興のための各種事業を実施していく。