新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、省エネルギーの普及促進に向け、住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(BEMS導入支援事業)の今年度2次公募を、8月26日まで行っている。
事業は、エネルギー需要の最適な管理を行うためのBEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)を導入する場合の経費一部を補助するもの。
補助対象事業者は、BEMSを既築、新築、増築及び改築の民生用の建築物に導入する際の建築主など(所有者)、ESCO(シェアードセービングス)事業者、エネルギー管理事業者、リース事業者。
ESCO事業者が申請する場合は、ESCO事業者と建築主との共同申請。またリースなどを利用する場合は、リース事業者などを共同申請者とする。
補助対象事業は、▽BEMSを既築、新築、増築及び改築の建物に導入▽BEMSの導入によって、エネルギー消費量を削減できる▽熱源(冷凍機、ヒートポンプ、冷却塔)、ポンプ、照明コンセント、その他の設備区分ごとにエネルギー計量ができる▽計測・計量のデータを収集し、保存できるエネルギー管理体制が整備されている▽補助事業の遂行能力を有し、BEMS導入後、3年間継続して省エネルギーに関する報告が可能--。
補助率は、3分の1で、1件当たりの上限は1億円。ただし、経費区分のうち工事費への補助の上限は、<1>2700万円<2>機器の製造・購入などに要する費用の35%<3>実際の工事費のいずれか最小額の1/3。
問い合わせは、エネルギー対策推進部BEMS事業担当(川崎市幸区大宮町1310ミューザ川崎セントラルタワー18階、■電話□044-520-5188)まで。