甲府市は、18年度を初年度とする新たな総合計画の策定に向け「甲府市総合計画審議会」を設置、2日に委員委嘱式および第1回審議会を市役所本庁舎1号館北会議室で開催した。同委員会は18年度から27年度を目標年次とする(仮称)第5次甲府市総合計画の策定について広く意見を聞き調査、審議するため設置したもので学識経験者や市議会銀および関係行政機関の職員など25人で構成。委員嘱託式では、まず宮島市長から各委員に委嘱状が手渡され、続く会長、副会長の選出では、会長に小林清氏、副会長には坂本悦子氏がそれぞれ選ばれた。
宮島市長は「今日の社会経済情勢は、急速な少子高齢化や産業構造の質的変化が進み、市の財政も長期化する景気低迷などにより市税収入等が減少傾向にあるなど現計画の策定時と比べさらに深刻化している。総合計画の策定にあたっては、市民の参画・協働を基本とした市民サービスのあり方を主眼に、自立する自治体に必要な計画的で実効性のある市政運営指針とした計画を策定する。また、来年3月1日には、中道町と上九一色村の編(有)による新たな甲府市がスタートする予定となっており、新市建設計画を包含した総合計画を策定するため、皆様の意見をいただきたい」と挨拶した。
この日行われた第1回審議会では、策定の基本的考え方、審議会日程などを説明。今後6回の審議会を開き、アンケート調査や市民ワークショップ、パブリックコメント等を通じ広く市民の意見等も踏まえながら新総合計画についての調査審議を行ない、来年2月中旬をメドに宮島市長に答申する。
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審議委員メンバーは次のとおり。(敬称略)
【会長】
◆小林清
【副会長】
◆坂本悦子
【委員】
◆秋山武美
◆大山勲
◆尾方恵
◆萩原隆宏
◆奥山幾代子
◆長田早苗
◆橘田久
◆輿石宏
◆清水天
◆清水仁
◆末木克己
◆高野総一
◆高野義男
◆内藤秀治
◆中尾守
◆中山義雄
◆伴野公亮
◆藤沢晴美
◆保阪恒政
◆三好規正
◆武川真延
◆柳本惠子
◆渡辺健