県土木部道路整備課は、上野原市鶴島地区の新・天神トンネル建設に向け、詳細設計業務を進めている。
新・天神トンネル整備事業は、現在使用している四日市場上野原線の天神トンネルが明治43年に完成したもので、老朽化が著しいことや、幅員も十分でないため、大型車などの車輌のすれ違いが困難なことから、東側に新たなトンネルを建設する計画。昨年度の事前評価の段階では、トンネルの延長は550mで計画。取付道を含めると約1200m規模となる見通し。幅員は、トンネル本体が6・5mで、取付道が7・0mとしている。
現在、詳細設計業務を進めるとともに地質調査も手掛けており、今後用地調査に入る構え。地元協議などを経て、用地取得も行っていきたい考えだ。本体の工事着手については未定としており、来年度以降になるとしている。
なお、詳細設計業務は開発設計コンサルタント(東京都)が担当。履行期間は10月31日。