平成14年度から高崎公園の整備事業を進めてきた高崎市公園緑地課は、事業完了を目指し上期中にも最終工となる外周園路の舗装や園路の舗装、遊具の設置、サクラなどの植栽工を順次発注する方針だ。
同公園は、城址地区の南部に位置し、同市内2番目に都市計画決定(昭和30年3月31日)し、明治9年に大染寺の跡を利用して造られた歴史ある公園で、古くから地域の集いの場所として親しまれ、高崎城の南にある頼正神社の跡に位置したことから頼正公園と呼ばれていた。公園面積は2・7haで、噴水池、動物園のほか、県指定の天然記念物となっているハクモクレンなどがある。計画では14年度から17年度の4か年で、老朽化している公園をニーズの変化や地区の再開発に対応した公園とするため、公園の果たす役割の高度化など、現況の課題を踏まえ、「明るく、和風で、開放的な公園」をコンセプトに中心市街地のシンボル的公園とし、使いやすくユニバーサルデザイン化を図る。4年間の総事業費は約2億9500万円となっている。
これまでに水飲みの改修転落防止柵の設置、池改修、八つ橋(L21m、W2m)の設置、照明灯14基設置、公園管理事務所やトイレの建設のほか、東屋の設置、外周園路の舗装、生垣の撤去及び移設などを実施してきた。今年度は、当初予算に工事費6450万円を計上している。
設計はL・A・U都市施設研究所(東京都新宿区神楽坂6-46電話03-3269-6711)が手がけた。