鉄道利用の促進と地域の活性化を図るため、市町村等が行う駅及び駅周辺整備を支援する「にぎわい・ふれあいステーション整備」を所管する県交通政策課は、9月補正予算案へ負担及び補助費として一、八五四万一、〇〇〇円を計上、上電中央前橋駅整備など三箇所に助成する。
それぞれの整備内容は次の通り(①関係市町村②負担及び補助③事業内容、単位千円)
▽上電中央前橋駅整備=①前橋市②負担一五、一四一③現在中央前橋駅がある上電ビルが12月までに解体される。これに伴い、新年度に新しい駅を建設する予定でいるが、その工事期間と解体後の期間に対応するため、臨時駅舎及び通路工事を行うための負担となっている。
▽赤城駅駅前広場実施設計=①大間々町②補助九〇〇③駅前広場が狭いため、大間々町で町づくりの一環として駅を含めた整備計画を策定。それに基づいて実施するもので、今回の補正予算で広場の設計を実施、12年度に用地交渉後に工事に入る。将来的には駅舎も新築する計画で、16年度には全体の完成を目指している。
▽国定駅自由通路基本調査=①佐波郡東村②補助二、五〇〇③JR両毛線の国定駅は現在、北口のみが入口となっている。最近では南側からの利用者が増えており、そのため南側からの入口を整備するとともに、線路を跨ぐ跨線橋を築造する。11年度に基本調査、12年度に詳細設計、翌13年度の工事着手を目標にしている。