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山梨県韮崎市

大宇根で設計すすむ/来年度着工の西中改築

2005/08/20 山梨建設新聞

 韮崎市は、韮崎西中学校改築に向け、今年度は大宇根建築設計事務所(東京都町田市森野・TEL042-724-3545)に委ね、詳細な設計作業を進めており、来年から校舎等の改築工事に取り掛かる予定だ。

 改築が計画されるのは、同市神山町鍋山地内の約2万8000㎡の敷地内にある同校の校舎棟、屋内運動場、武道館、屋外プール、グラウンドなどの施設全体。これらの施設は昭和42~44年に建設されたもので建物の老朽化が進み、耐力度の不足が懸念されていた。今年度は市の当初予算で委託費7228万円を計上、改築に向けた設計作業を進める。

 市が示した各施設の基準となる規模は(1)校舎棟(概ね7000㎡)(2)屋内運動場(アリーナ部概ね1200㎡)(3)武道館(概ね450㎡)(4)プール(25m×8コース)など。仮設校舎などは設けずに、現敷地内でスペースを活用しながら、これらの施設を18~20年度の3か年で順次整備する計画。今年度には設計作業とあわせて、教育関係、PTA関係者などでつくる建設構想委員会も設置し、同委員会の意見を反映しながら改築の詳細な内容を詰める。新たな校舎は、既存の全15クラス(3学年各5クラス)の普通教室や、管理教室、特別教室などを確保するとともに、多目的教室や共有スペースなどの配置も設計段階で具体化していく。想定される改築の規模は11~13年度に整備した韮崎東中学校と同規模が想定されている。



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