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国土交通省信濃川河川事務所

施設、展示をパワーアップ/にとこ工事みえ~る館誕生

2020/06/11 新潟建設新聞

 大河津分水路改修事業に関する情報発信基地「にとこ工事みえ~る館」(長岡市寺泊野積地先)がリニューアルし、3日にソフトオープンした。施設面積を以前の3・6倍に拡張し、シアターやAR画像体験コーナーなどの新設で展示内容を充実。多くの来館者の見学に期待を寄せている。

同館は2月に閉館、撤去した旧施設の至近に新築。約130㎡の館内には、分水路河口で進む新第二床固、山地部掘削、魚道、野積橋架替等各種工事を紹介する大型パネル、工事の検討体制や環境保全の取り組みの解説、年表、機材の模型や掘削土砂、岩石のサンンプル等の展示品を移設した。

 そのほか、昨年の台風19号の状況と大河津分水の概要を12分間にまとめた映像を鑑賞できるシアターを新設。従来のゴーグル型VRに加え、タブレットを使って工事現場の画像を鮮明に確認できるARコーナーも設けた。

 建物2階は展望スペースとなっており、さらに施設裏手の山側展望台からは河口延長3・3㎞にわたって繰り広げられる事業全体の様子を見ることができる。

 同館に隣接する駐車場は普通車26台、大型車2台、身障者用2台分を確保し、同時に80人の入館が可能。

 館内にはコンシェルジュの女性2人が駐在し、気軽に館内を案内してくれる。

 リニューアルを機に誕生した公式キャラクター、マガモの「にとこちゃん」のマークをあしらった赤い制服姿のコンシェルジュ、松井さんは「多くの人に来てもらいたいが、団体の見学はまだできない。小学生の団体はまだ先になるかもしれない」と、コロナウイルス禍でのオープンに少し残念そうな表情を浮かべた。

 「にとこ工事みえ~る館」は当分の期間、土曜、日曜、月曜、祝日を除く平日の開館。見学は午前9時~午後4時まで。


【写真=明るくみやすい展示コーナー】

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