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栃木県企業局

北那須水道事務所折戸調整池に送水調節用調整池1基増設、工事は12年度、設計は日水コン

1999/09/16 栃木建設新聞

 県企業庁水道課は、北那須水道事務所折戸調整池(塩原町)に送水調節用調整池一基を増設する。年度内に設計を完了させ、工事は来年度発注する計画。設計は、現在ある二基の耐震調査と併せ、(株)日水コン(東京都新宿区西新宿六-二二-一)に委託している。新設、耐震補強等を併せ、事業費規模は三億円程度が見込まれる。

 折戸調整池は一級河川蛇尾川右岸側の塩原町受水地北側(折戸地内)に建設。敷地内の既存調整池に隣接して整備する。現在の計画では、有効貯水容量五、〇〇〇立方m、構造はPC造(内径三〇m、有効水深七・一m)の円形ドーム型一基を予定している。

 併せて調査・設計中の既存調整池は、昭和五十年代に建設された有効貯水量五、〇〇〇立方m二基の耐震度を評価し、必要に応じて補修、補強等の検討を加える。既設調整池の耐震調査結果により、新設調整池の設計内容に反映させることも検討している。

 折戸調整池の増設工事は、北那須水道事務所が供給している大田原市、黒磯市、西那須野町、塩原町の水道用水需要が、十三年度に三六、〇〇〇立方mの当初給水計画容量を上回る見通しとなったため、来年度中に四八、〇〇〇立方mの計画容量を確保する北那須浄水場施設・設備増設事業の一環。浄水場(黒磯市百村)の薬品沈殿池、急速ろ過池、排水処理設備等の増設を進め、各受水地へ送水調節する調整池を最終工事に残すだけとなった。



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