県住宅課は、今年度予定している五団地七棟の県営住宅建て替え事業のうち、未発注の春日住宅三号棟、一の沢住宅二号棟の二団地二棟について、いずれも年内に発注する方針を示した。春日住宅は来月に、一の沢住宅は十一月末ごろにそれぞれ本体、機械、電気設備の三工種に分けて入札を執行する。
春日住宅(宇都宮市春日町七)は、昨年度着工した一号棟に続いて二号棟、三号棟(各三十戸)を建設。構造と規模はRC造壁式五階建て、延べ二、一七七・九五㎡。設計は(株)田村忠設計事務所(宇都宮市一の沢町五-二)が二千百八十万円で担当した。
建設地は総面積一八、四〇一㎡。東武宇都宮線江曽島駅に程近い利便性の高い団地で、宇都宮市内では新たな公営住宅の取得が難しいことから、将来需要を想定し、最終的には五~七棟の大規模団地に建て替える。今年度は二、三号棟の建設を予定。このうち二号棟は本体建築が八月末に指名通知済み。
一の沢住宅(宇都宮市一の沢町五〇九)は、九~十年度で建設した一号棟に続き、二号棟を発注し事業完了させる。敷地面積三、六七七㎡にRC造六階建て、延べ二、〇七〇㎡を一棟(二十九戸)建設。設計は(株)公和設計(宇都宮市下荒針町三三七二-九)に九百五十万円で委託された。
現在、環境・省資源や高齢化社会へ対応、維持管理の簡素化し、良質な住宅ストック形成を図る二十一世紀都市居住緊急促進事業に適合するよう設計の修正を図っており、納入を待って入札される。