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群馬県太田市

9月にも基本構想/中島航空記念公園

2005/09/01 群馬建設新聞

 中島飛行機製作所の創設者、故中島知久平氏の顕彰を目的として、太田市押切町(旧尾島町地内)に同氏の遺した既存する邸宅を活用した(仮称)中島航空記念公園の整備を計画している太田市尾島支所企画課は、早ければ9月頃にも基本構想を委託する考え。今後は、用地交渉のメドが立ち次第、18年度から本格的に事業の進捗を図り、用地及び宅地の購入、基本設計を委託し、工事については19年度を予定している。総事業費は、8億3300万円を試算している。

 航空記念公園の建設では、老朽化が進んでいる押切地内の敷地面積1万0404㎡にある旧中島邸(W造2階建て、延べ床面積1107㎡)を修復し、航空記念館として利用するほか、その他の周囲を記念公園として整備し、貴重な文化的遺産を保存及び活用する方針。また、館内には資料展示室や資料閲覧室、事務室、土産コーナー、食堂及び多目的ホールのほか、実物大の飛行機模型展示室を備える考え。さらに、フライトシミュレーターやラジオコントロール機なども設置する予定。そして、内部にある日本庭園も荒廃していることから復元する。周辺整備については、同館西側畑地4273㎡を買収し、駐車場などとして利用していく方針。



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