国土交通省関東地方整備局は、甲府裁判所合同庁舎基本設計業務の公募型プロポーザルで、梓設計(東京都品川区東品川2-1-11・TEL03-6710-0800)を特定し、先月22日までに業務委託契約を結んだ。同業務は甲府市中央1―10―7地内に計画する甲府裁判所合同庁舎新営工事の建築および建築設備の基本設計で、履行期間は約8か月を見込み、年度内に納品の予定。
甲府市中央1―10―7地内にある甲府裁判所については、昭和27年(同41年一部増築)建設で老朽化が著しい現庁舎の全面的な建て替えを計画。現状の敷地が約5600㎡と狭いため、段階的に仮庁舎の建設と既存庁舎の解体を進めながら、新庁舎を建設する計画。新庁舎建設に先立つ仮庁舎建設工事(国際建設・三井建設工業JVが請負)を、今年度に進めており、現庁舎の解体跡地後、同跡地に新たな庁舎を建設する計画となっている。新たな庁舎の規模はSRC造地上5階建て、地下1階建てで、延床面積は約8500㎡の規模が見込まれる。
なお、同設計に係る公募型プロポーザルにあたっては、梓設計のほか昭和設計、東畑建築事務所、日本設計、類設計室の5者の技術提案書を受けていた。