今年度から2か年で水道施設再生マスタープランの策定を進めている桐生市水道局は、このほど水道再生マスタープランの作成業務を日水コン(東京都新宿区大久保2-2-6電話03-3202-0101)に委託した。同業務では、同社が実施した耐震診断の内容を盛り込む方針で、作成にあたり計画期間を2年間としている。
桐生市では今後、将来に渡って給水の安定性や安全性の確保をするために、財政状況を踏まえながら計画的な施設整備を継続して行っていく予定。
そのため、基幹施設となる元宿浄水場と上菱浄水場や配水池、ポンプ場、老朽管の維持管理の指針などを検討し、マスタープランとして策定していくもの。これまでに日水コンが行っている1次耐震診断では、2つの浄水場や水道山配水池などの23か所の配水池、ポンプ場7か所について実施しており、その結果を基に老朽化した施設の再編や再構築のために、改修内容の見直しや給水区域の変更、管路構成などを踏まえた水道施設再生マスタープランを作成する。
元宿浄水場は、昭和7年に建設され、1日あたりの取水能力は7万2500立方mで、高速凝集沈殿池と横流式沈殿池で処理、急速濾過方式で浄水している。上菱浄水場は、昭和47年に建設され、1日あたりの取水能力は1万5300立方mで横流式沈殿池で処理を行っている。
















