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栃木県矢板市

矢板市 中学3校と矢板小学校、体育館に空調整備、事業費1.9億

2020/08/20 栃木建設新聞

 矢板市は、市内の小中学校体育館に空調設備を導入する。対象は矢板小学校、矢板中学校、泉中学校、片岡中学校の4校。国の2次補正予算に対応したアフターコロナ矢板創生戦略の一環で、事業費は1億9200万円。26日に実施設計業務委託の入札を執行する。工事は年度内に発注し、来年夏までに設置が完了する見込み。

 アフターコロナ矢板創生戦略は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用。市内経済の下支えや学びの機会充実などを図りながら感染症に強いまちの実現を目指しており、基本方向の「いのちを守る」「経済を復興する」「学びを取り戻す」に延べ26の取り組みを位置付けた。総事業費は4億675万8000円。

 学校への空調設置は夏季開校に備えるとともに、災害時などの感染機会削減のため避難所となっている学校体育館に空調を整備。人口や地域バランスを考慮して4校に設置する。

 1枚当たり約4000万円の工事費を想定。予算は専決処分で小学校大規模改修事業費4800万円(委託料300万円、工事費4500万円)、中学校大規模改修事業費1億4397万円(委託料900万円、工事費1億3497万円)を計上。実施設計は1件の業務として発注。履行期限は12月4日。

 このほか2次補正対応の対策は、学校図書館の一部を電子図書でオンライン化する事業1314万円、文化財と郷土資料館収蔵品のデジタルコンテンツ化事業400万円、子育て総合支援拠点(仮称・子ども未来館)の地元産材を使った屋内木製遊具整備事業655万円、防護服や飛沫防止パネルなどの衛生用品購入事業1000万円、庁舎や避難所などで使用する衛生用品購入事業3279万円など。

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