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栃木県真岡土木事務所

真岡土木、つくば益子線 ぐみ川北側で舗装工、10月上旬にも3件公告

2020/09/01 栃木建設新聞

 県真岡土木事務所は今年度、主要地方道つくば益子線(益子町長堤)の1100m区間の舗装工事と用地買収を実施する。舗装工事は6工区に分け発注。その1~その3が発注済み。その4~その6は10月上旬頃に総合評価落札方式の一般競争入札を公告する。今年度事業費は工事や用地補償などに4億2500万円(当初)を充てた。

 つくば益子線は2016年度に道の駅北側500mが供用開始。今年度の舗装工事実施区間はぐみ川に架かる新上山橋(仮称)から南側600mと北側500m。このうち発注済みは南側区間。

 工事概要はその1~3が舗装工1500平方mで余裕期間、週休2日希望、ICT施工を設定。その4~6は舗装工1500平方mの週休2日希望。工期はすべて6カ月。その1を中山建設(益子町)、その2を浜野建設(真岡市)、その3を石塚土建(益子町)が落札した。

 今年度末の事業進捗率は68%、用地進捗率は94%と試算。来年度は路線北側の用地取得と工事に着手。また、南側をバイパス化するⅡ期工区の路線測量や詳細設計費も要望している。

 全体延長は3800m、幅員16・5m。事業期間は2008年度~23年度。全体事業費は40億円でこのうち広域連携交付金は20億円。19年度以降の事業費はすべて広域連携事業費に移行している。

 これまで17年度にぐみ川右岸の新上山橋下部工事が完了、18年度には左岸が完了。昨年度は橋梁前後の改良工事を実施し、現在施工中の新上山橋上部工を発注した。

 つくば益子線は県東部地区を南北に縦断する小貝川沿線地域の自然や歴史、文化の交流をコンセプトとした「清流ふれあいサブコリドール」の一部を形成。北関東自動車道桜川筑西ICと直結する重要な路線。

 現道はカーブ連続区間や狭隘な人家連担区間の通過交通により危険な状況。つくば益子線を整備することで、益子焼やツインリンク茂木、道の駅ましこなど観光拠点へのアクセス機能向上と現道の安全性向上を図る。

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