韮崎市は5日に開会した9月定例市議会のなかで、今年度一般会計予算に6億6988万6000円を追加、当初からの同会計総額を118億3962万3000円とする補正予算案を提出した。今補正のうち建設関連予算では、木造住宅耐震改修に係る補助金(106万円)、アスベスト調査委託費(106万円)などを新規予算化した。
木造住宅耐震改修事業は、県が今年度から5か年計画でスタートさせた木造宅耐震化支援事業にあわせて、耐震診断調査の結果を受けて倒壊の恐れのある木造住宅の改修工事の費用を補助するもの。対象となる建物は、昭和56年5月31日以前に着工したもので、木造在来工法の2階建て以下のもの、長屋および共同住宅以外の個人所有の住宅。今補正では2戸分の補助金を計上しており、希望者に対し補助を行う。
一方、アスベスト調査費については、建築年代等により天井仕上げ材にアスベストを使用していた恐れのある下祖母石住宅の5棟、北下条住宅の7棟を対象に、石綿について含有の有無、含有量などの調査を行う。
このほか、今年度から2か年でA棟の建設を進める市営若尾団地建設事業で、まちづくり交付金の今年度配分額の増額にともない追加事業費7784万8000円を盛り込んでいる。