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栃木県県土整備部

向こう3カ年に新規着手する都市計画道路9路線の整備構想を公表

1999/09/22 栃木建設新聞

 県都市施設課は、道路整備プログラムに盛り込んだ都市計画道路のうち、向こう三カ年に新規着手を目指している九路線の整備構想を明らかにした。同プログラムに盛り込まれたのは宇都宮市の三・二・一〇一大通り、三・三・一鹿沼宇都宮線、三・三・一〇二宇都宮水戸線、三・四・一〇七宇都宮東京線、三・四・一二〇中央通りの五路線をはじめ、三・三・五黒磯本通り(黒磯市)、三・五・六東大通り(氏家町)、三・四・一前橋水戸線、三・五・一〇二家富町堀米線(ともに足利市)で、いずれも十億円を超える事業費規模が想定される。

 目玉となる中央通りは、県庁~宇都宮市役所間総延長九四〇mのうち、県庁前から大通りまでの延長約三四〇m区間と短距離ながら現在の都市計画幅員二〇m(二車線)を三〇m前後の四車線街路に改良し、新庁舎への進入路や、大通りの交差点改良を計画している。

 現在のところ東側部分を含む用地測量を実施し、平面図作成までを完了。近く地元説明に入る予定。新県庁舎と一体となった文字通りのシンボルロードとして周辺も視野に入れた整備を図る。想定事業費が約百億円の大規模事業となり、新庁舎建設がスタートする十三年度には具体的整備計画を固めていくもよう。

 鹿沼宇都宮線は、産業通りと新四号国道をつなぐ延長一、三〇〇m(幅員二六・五m)のバイパス事業。宇大東南部土地区画整理事業区域境までが県事業。現在の主要地方道宇都宮真岡線のミニバイパスの役割を果たす。事業費四十五億円を想定している。

 黒磯本通り(一般県道黒磯停車場線)は、JR黒磯駅北口から西へ主要地方道路西那須野那須線(旧四号線)に通じる延長二七〇mの拡幅が当面の事業。中心市街地活性化関連の県支援事業にも位置付け、旧商店街のイメージアップを図る質の高い整備を計画している。

 東大通りは、氏家町の一般国道二九三号氏家バイパスから主要地方道大田原氏家線までの延長約一、〇〇〇mの新設を計画。今年度は地方特定道路整備事業で調査費を確保。現況測量等に入る。想定事業費は約十七億円。



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